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411 समाचार
Public archive edition · Attributed source reporting with original dates · AI drafts are excluded

411 REFERENCE · Wikibooks

Japanese/Reader/The Tongue-Cut Sparrow

Reference material by Wikibooks contributors. This retains its source identity and is not 411 news reporting.

したきりすずめ とんと むかし、 ある ところ に おじいさん と おばあさん が いました。 おじいさん は まい日 にち 山 やま へ しばかり に でかけ ます。 ある 日 ひ、 おじいさん が べんとう を 木 き に つるして おいた ら、 ちゅんちゅん すずめ が やって き ました。 「おや、 うまそうな ごちそう だ こと。」 すずめ は べんとう づつみ の なか に こっそり もぐりこみ ました。 「やれ、 やれ、 はら が へった。」 おじいさん が しごと を やめ、べんとうづつみ を とろう と したら、すずめ が ちょっこり くび を だして ねて い ます。 「よし、 よし、おまえ に も くわせて やる ぞ。」 おじいさん が つつみ を ひらく と どう でしょう。 すずめ は もう べんとう を たらふく たべて ころころ ふとって い ました。 おじいさん は すずめ を いえ に つれて かえり ました。 なんとも かわいい すずめ で ちょんちょん ないちゃ おじいさん の そば を はなれ ません。 おじいさん は この すずめ に おちょん と いう 名 なまえ を つけて それ は それ は だいじ に そだて ました。 よい てんき の 日 でした。 おばあさん が いろり で ぐつぐつ のり を にて い ました。 「おじいさん、 はよ しごと に ゆき なされ。」 「でも、 おちょん が かわゆうて......」 おじいさん は おちょん を 手 て に のせ、はなし ません。 「ふん、 すずめ ばっかり かわいがって。」 おばあさん が おこって いい ました。 そこで おじいさん は しぶしぶ おちょん を はなして 山 へ しごと に でかけ ました。 「おちょん、 ねこ に のり を くわれん よう しっかり ばん を して おれ。」 おばあさん は 川 かわ へ せんたく に いき ました。 のり は いい ぐあい に さめて、 なんとも うまそう。 おちょん は もう がまん できず に のり を たべ ました。 おばあさん が もどって くる と、なべ の なか の のり が ありません。 「おちょん、 のり は どう した。」 「ねこ が くうた よ。」 おばあさん が ねこ の 口 くち を みる と のり が ついて い ません。 ところが おちょん の 口 には のり が いっぱい です。 おちょん は あわてて なめ ました が もう おそい。 「この おんしらず め が。」 おばあさん は おこって おちょん の した を はさみ で ちょんぎり、 そと へ おいだし ました。 おじいさん は おちょん に あいたくて しごと が すむ と いそいで もどって き ました。 ところが おちょん の すがた が あり ません。 「おばあさん、おちょん は どうした。」 「のり を くうた で、した を ちょんぎり おいだして やった だ。」 「なん じゃ と。そんな むごい こと を......」 おじいさん は ぽろぽろ なみだ を こぼし ました。 しばらく しょんぼり して いました が、おちょん の こと を おもう と じっと して い られ ません。 「おら、 おちょん を さがして くる。」 おちょん すずめ は どっち へ いった したきりすずめ は どっち へ いった なき そうな こえ で よび ながら おじいさん は とぼとぼ あるいて いき ました。 すると うし あらい が 川 で うし を あらって い ました。 「うし あらい どん、うし あらい どん、したきりすずめ を みなんだ か。」 「みた みた。だ ども、 うし を あろうた 水 みず を 三 さんばい のまにゃ おしえん ぞ。」 おじいさん は がまん して その 水 を のみ ました。 「そん なら この さき の うま あらい どん に きく が ええ。」 しばらく いく と、うま あらい が 川 で うま を あらって い ました。 「うま あらい どん、うま あらい どん、したきりすずめ を みなんだ か。」 「みた みた。だ ども、 うま を あろうた 水 を 三 ばい のまにゃ おしえん ぞ。」 おじいさん は がまん して その みずを のみ ました。 「そん なら この さき の な あらい どん に きく が ええ。」 また また しばらく いく と、 な あらい が 川 で だいこん を あらって い ました。 「な あらい どん、な あらい どん、したきりすずめ を みなんだ か。」 「みた みた。だども、 だいこん を あろうた 水 を 三 ばい のまにゃ おしえん ぞ。」 おじいさん は がまん して その 水 も のみ ました。 「そん なら この さき の たけやぶ に いく が ええ。」 したきりすずめ はどっち へ いった おちょん すずめ はどっち へ いった おじいさん が たけやぶ に はいって いく と、 一 いっぽん の ふとい たけ の あな から すずめ の こえ が し ました。 「おじいさん か、おばあさん か。」 「おじいさん じゃ おじいさん じゃ。」 「そん なら はよう はいり ませ。」 おじいさん が たけ の あな を のぞいた ら、みるみる あたり が くらく なり、 き が とおく なり ました。 はっ と き が つくと、おじいさん は りっぱな ざしき に すわって い ました。 「おじいさん、 よく きて くれ ました。」 きれいな きもの を きた すずめ たち が ごちそう を はこんで くる やら、うた を うたう やら。おじいさん は じかん の たつ の も わすれて みとれて い ました。 おじいさん が かえろう と する と、すずめ たち が ふたつ の つづら を もって き ました。 「おじいさん、おみやげ です。おもい つづら と かるい つづら と どっち が ほしい。」 「おら としより だ で かるい ほう が ええ。」 おじいさん が いえ に もどって つづら を あける と どう でしょう。大 おおばん 小 こばん が ぎっしり。 「あれ まあ、おじいさん、 どこ で もろうた。」 「おら、 すずめ に もろうた。」 おじいさん は おばあさん に きょう の こと を くわしく はなして あげ ました。 その とたん、 おばあさん が いい ました。 「なん ちゅう ばかもん だ。 なんで おもい つづら を もろうて こん。 よし、 おら が いって くる。」 したきりすずめ は どっち へ いった おちょん すずめ は どっち へ いった おばあさん が こえ を はりあげる と たけ の あな から すずめ の こえ が し ました。 「おじいさん か おばあさん か。」 「おばあさん じゃ おばあさん じゃ。」 「そん なら はよう はいり ませ。」 き が つく と おばあさん は いつ の ま に やら ざしき に すわって い ました。 すると きもの を きた すずめ たち が かけた ちゃわん でおちゃ を もって きました。 「おら ちゃ など ほしく ない。 はよう つづら を くれ。」 おばあさん は おもい つづら を せおう と、さっさと かえって いき ました。 ところが つづら は おもくて おばあさん は あっち へ ふらふら、こっち へ ふらふら。 やっと たけやぶ を で ました が もう 一ぽ も あるけ ません。 「どれ この へん で ちょっくら やすんで なか を のぞいて みる か。」 おばあさん は つづら を おろし、 そっと ふた を あけ ました。 「ぎゃあ!」 おばあさん は とびあがり ました。なんと つづら の なか から へび やら むかで やら が つぎつぎ と でてきて おばあさん を さし ころして しまい ました。